3分の1周 [回想]
20年以上前の話。
ひょんなことから「チャリで北海道1周しよう」ってことになり、
無謀にも、1日の走行距離100km平均で3週間以上という旅程を組んだ。
(マジで北海道の外周に沿って渡島半島以外を周る計画)
参加者は自分を含めて4人。
寝泊まりは自分のバイト先(家庭教師の教え子の家)から借りたファミリーテント(4〜5人用)を使用し、
たまに安いライダーハウスや海の家も利用するという作戦。
食事は米持参で毎回飯盒(はんごう)で炊く。
おかずは缶詰とか増えるわかめちゃんとか。
そんでもって旅の予算は装備なども含めて一人当たり2万円くらい。
無謀過ぎ。。。
自分は弟から譲り受けた10段変速チャリの荷台にサイドバッグ(4500円也)を装着。
寝袋(シュラフ)は誰から借りたっけ?
みんなで分担してパイプ付きのファミリーテントを運ぶ。
7月28日に母校前に集合し出発、そして北上。
初日に日焼け(やけど)してしまい、2日目以降の灼熱地獄の海岸線はつらかった。(基本的に日影がない)
稚内市に入る直前で初めての雨に当たる。
フェリーにチャリ積んで礼文島に渡りウニ丼を満喫。(唯一の贅沢)
日本最北端で1人脱落。(体力の限界で輪行帰宅)
残りの3人でオホーツク海側に沿って南下。
別の友人の実家がある北見市で合流し、家に2泊させてもらう。
家庭料理もいただいた。みんなでボーリングもした。
オアシスに寄っちゃったから、そこでみんなの意見がまとまった。
よし、帰ろう。。。
石北峠の上りでは膝が大笑いしてた。。
でも、北見から札幌まで(約300km)を1泊で帰ってこれるとは思ってなかった。
滝川辺りからの猛烈な向かい風は今でも忘れられない。
最後のド根性はハンパなかった。
結局12日間(北見オアシス2泊と礼文島日帰り含む)かけて北海道3分の1周の旅。
走行距離は約720kmで体重は4キロ減った
(夏休みが終わるまでにはそこから6キロ増えたけど何か?)
そんな、大学2年の夏の思い出。
その翌年の夏休みには、他のメンバーは道東方面へ再トライしてたけど、
自分は参加しなかった。
燃え尽きたって感じ。。。
あれ?
Bianchi Roma 2012 matte-black
by まう
南ではなく西へ [回想]
今日8/14(土) 晴れ
車を飛ばして(制限速度で) 西へ向かう
西へは、理由(わけ)がある。
故郷へは車で2時間足らずだ。
15歳の春まで住んだ故郷。
そんなに訪れることもなく。
そしてただ通り過ぎるだけの道。
通った小学校は統合されてもうない。
中学校は田んぼに囲まれて健在
兄が2期生、自分は7期、弟は9期、妹は12期。
全員が中学卒業と共に小樽へ出ていった。
兄弟4人のココロに映る故郷は。。。
大学の夏休みに母と一緒に2週間ほどバイトした。
スイカ(西瓜)とメロンの畑
タンクトップの痕はしばらく消えなかった。
メロンには皿が敷かれて、外観を整えるために定期的に向きを変える。
畑の長さをみて、途方に暮れる。
1往復でバテた。腰も痛い。
スイカは畑からバケツリレーのようにトラックに積み込む。
自分はトラックの上で捕球?する。
整然と規則正しく、できるだけ多く積み込む。
この作業は自分の性格には合ってた。
リレーの途中でつるっと滑ってぐしゃっ。
ぬるいスイカをみんなでついばむ。
3個目くらいになると、もう見向きもしない(^^;)
早朝から夕方まで出面取り*のおばちゃん達と汗を流す。 * 出面取り:日雇労働者のこと
20歳の夏の思い出。。。
残暑お見舞い申し上げます。。。
by まう
(2011年3月27日 追記)
Shin.Sion.さんの企画 ”My Favorite Photo 2010”に最後の写真でエントリーします。
北海道の夏は短く、スイカを食べる機会はここ数年ありませんでした。
若かりし頃の思い出が詰まったスイカを久しぶりに食べて、その甘さとほろ苦さを一緒に味わいました。
いろんな人達に支えられて今の自分があることを、「おいしいね〜」って言いながらかみしめました。
微力でも、今度は自分が誰かのために! そう強く思った去年の夏の日。
それが試されるのは、これから。。。
青い空を見上げて [回想]
10年前の今日、父が逝った。
まるで有珠山の噴火と呼応するかのように
容態が悪化したり落ち着いたり。
それが何度か繰り返された後、
その日の正午前、病院から連絡が入った。
急いで駆けつけ、後はもう、バタバタ。。。
そのまま残された家族でGWに突入。
ちょうど休みだったから、みんなでいろんな話をした。 関連記事
ホント、いいタイミングだった。
こちらではちょうど桜の咲く季節。
そう言えば、咲いてた、咲いてた。
そんな季節だった。
今年は少し遅めだけど、もうすぐ桜が咲く。
今年の命日には墓参りができないから、
とりあえず、今日は空を見上げてみるよ。
いつも思うけど、ホントこの日は晴れが多いね。
相変わらず、チカラ持ってるね。
大雪が降って、母の車を雪から掘り出しに行ったら、
ちょうど両隣の車がいなくて作業しやすかったのも、
東京の孫に会いに行く母が
吹雪で欠航になる直前の飛行機に乗ってたのも、
新しいiMacを母に届けに行ったとき、
車から降ろして運ぶその時だけ、嵐が収まったのも、
ぜーんぶ、オヤジさんのチカラだと、勝手に思ってるさ。
今日も朝から青空だし。
澄みわたる青空の向こう側からいつも僕らを見てるんだ。
あれ? 10年目にして初めて目が合った
・・・気がした。。。
1999年8月28日 洞爺湖畔亭にて
by まう
タグ:命日 風邪っぴき夫婦、墓参り行けず
親友 [回想]
無事、山を越えました。
前記事での皆様のお気遣い、とてもありがたかったです。
さ、ぼちぼち出動いたしますよ。
あ、ゆっくりね。。。(^^;)
この写真の記事も早く書かなきゃですわ。。。
まだです。すいません
今回は忙しくなる前に書き溜めておいた短い文章を
記事にしました。
あ、あんまり面白くないですよ(^^;)